内部環境・外部環境の整理

内部環境・外部環境の整理

内部環境・外部環境の分析は、計画策定の出発点でもあり非常に重要です。どのように分析を進めるか、考えてみます。

1. 内部環境と外部環境とは

内部環境と外部環境について、私なりの定義は次の通りです。

内部環境・外部環境の整理_内部環境と外部環境とは

更に、内部環境については、強み(Strong)・弱み(Weak)という軸、外部環境については機会(Opportunity ビジネスチャンス)・脅威(Threat)に整理するとSWOT分析になります。

内部環境・外部環境の整理_SWOT分析とは

2. なぜSWOT分析をするのか


SWOT分析は、現状を整理し将来取るべき行動を考えるための準備です。

強みをどのように活かし収益に結び付けるか、自社の弱み(抱える問題)にどのように対処するのか、ビジネスチャンスや外部の脅威に対しどのように備えるのか、といったことを考えます。

今後の方針を検討する際に、クロスSWOTという切り口もあります。

内部環境・外部環境の整理_クロスSWOT分析

ただし、この枠組みを無理に使う必要はありません。次のように少し考えると、やるべきことが明確な場合も多いです。

内部環境 / 弱み
部門間の連携が取れておらず、製造部で緊急度合いの高い仕事が後回しにされ、結果として納期遅延が発生している。
対応策
定期的なミーティングの場を設け、作業の優先順位について認識合わせを行うようにする。

内部環境 / 弱み
固定費が大きく、損益分岐点売上高の達成が難しい。
対応策
二ヵ所ある倉庫を一ヵ所に集約することで、地代家賃の固定費削減を図る/役員報酬の削減により固定費削減を図る

内部環境の理解が大変重要になります。外部環境は定義の通り、自力で変化させることは出来ません。外部環境は事実を把握して終了となることも多いです。
従って、調査にかける時間の比重も、内部環境:外部環境=7:3くらいで良いのではないでしょうか。

3. 内部環境を探る切り口

内部環境を探る切り口は次のような方法が考えられます。

  • (経営陣や従業員が)自社の特徴など思いつく限り挙げる
  • 外部の評価(飲食店の口コミ評価など)を手掛かりに探す
  • 手元のデータを手掛かりに探る

他社と比べての特徴は何か、いま起こっている問題はないか、また、組織の機能別、拠点別に、流れを細かく思い出すと、気付きがあるかもしれません。
整理したデータについては、例えば以下のような切り口で眺めてはいかがでしょう。

  • 経営数値データを整理したときに見れる特徴は?
    • 時系列では?
    • 部門別損益/店舗別損益は?
    • 分解するとどうなる?(売上高、誰に、何を、何個、単価?)
    • 損益分岐点売上高は?
    • 一個当たりの売上原価(粗利益)は?
  • 従業員の状況は?(年齢構成/労働時間/在籍年数…)
  • 設備の状況は?(経過年数/稼働率…)
内部環境・外部環境の整理_内部環境分析

4. 外部環境を探る切り口

マクロ経済の動向、競合他社の状況あたりについて、普段注視している情報を中心に整理することとなります。自社の商品・サービスの需要は拡大縮小どちらか、自社のターゲットとするお客は拡大縮小どちらか、といった観点となります。

内部環境・外部環境の整理_外部環境分析-1